大根中学校での防災授業
Education and Learning for Sustainable and Resilient Future
Dr. Sachi Ninomiya-Lim’s Website for Dialogues
大学のグローカル ESD
"Glocal" Higher Education for Sustainable Development
ローカルな知に根ざしつつ、グローバルな視点から多様性を尊重し、他地域とつながり、地域・世界の社会―生態システムと個々人のレジリアンスを高める「グローカル」ESD(持続可能な開発のための教育)とはどのようなものか、実践を通じてかたちづくろうとしています。
「学生が身をおく国内外の場を『持続可能性へ向けた行動の現場』と認識し、ローカル・グローバル双方の視野から課題をとらえ、学びあいと協働に参画していくことにより、持続可能でレジリアントな世界をともに築く人と地域を育てる『グローカルESD』が実現する」という仮説をもとに、実践を批判的に検討したうえでモデルを構築し、大学におけるESDの主流化に寄与することを目指しています。
関連する研究成果
(論文・著書など/発表順)
二ノ宮リムさち・古里貴士・高梨宏子・降旗信一・松本和信、2018
「大学生による学習支援を通じた中学生の非認知スキル育成・ESDの可能性―秦野市立大根中学校生徒を対象とした東海大学ESD塾の実践」
『東海大学現代教養センター紀要』,第3号,81-90.
Ninomiya-Lim, S, Furihata, S., Ofei-Manu, P., and Kaminaga, Y., 2017,
Corcoran, P. B. Weakland, J. P., and Wals, A. E. J. (eds), Envisioning futures for environmental and sustainability education, 311-320, Wageningen Academic Publishers. (全文あり)
二ノ宮リムさち,2017
「東北学院大学による地域協働教育を通じたアクティブラーニング実現への取り組み」
東海大学現代教養センター・To-Collabo推進室『東海大学のシティズンシップ教育ムーブメント―学部学科・センターのパブリック・アチーブメント型教育の浸透に向けて―』,66-68.
二ノ宮リムさち,2015
「大学院の国際・グローバル教育とESD―『文脈』のなかで研究と学習を結ぶ『現場体験型グローカル教育』」
日本社会教育学会編『社会教育としてのESD:持続可能な地域をつくる(日本の社会教育第59集)』,136-146,東洋館出版社.
二ノ宮リムさち・加藤亮,2015
「世界展開力強化事業AIMS プログラムを通じた交換留学制度構築―東京農工大学農学部における展開―」
『東京農工大学大学教育ジャーナル』11,6-15.(全文あり)
二ノ宮リムさち,2014
「ESDとしての『現場』体験の可能性―『文脈』の視点から論じる『学ぶこと』と『生きること』の結合」『自然体験学習実践研究』2(1),33-56.(全文あり)
二ノ宮リムさち,2014
「グローバル人材育成とESD」
環境文化創造研究所編,『クリンネス』12月号.
二ノ宮リムさち,2014
「学修支援の教育方法:大学院教育の中の『現場体験』~東京農工大学FOLENSプログラム」
『文部科学教育通信』6月23日号No.342, ジ アース 教育新社,30-31.
二ノ宮リムさち,2014
「大学教育における「現場体験」の可能性」
『文部科学教育通信』6月9日号No.341, ジ アース 教育新社,28-29.
二ノ宮リムさち,2013
「大学の環境人材育成における『現場のための教育』の可能性と課題―持続可能な社会づくりへ向けた大学院教育を実現する『現場体験』とは」
『共生社会システム研究』第7巻,137-157.
二ノ宮リムさち,2013
「ESDにおける住民=学習者の主体性と地域開発政策への位置づけ―『わかりにくい』ESDを乗り越える地域の実践とunlearnとは―」
『ESD研究』9, 62-70.
二ノ宮リムさち・古市剛久・下ヶ橋 雅樹・尾崎宏和,2013
「エネルギー問題と向き合う環境教育を日本から推進する―国内外の大学院生と教員がエネルギーの地産地消をともに学ぶ試みから」
『環境教育』22(2), 82-89. (全文あり)
木村学・井村礼恵・押田恵子・二ノ宮リムさち・佐野淳也,2012
「8章 地域のESD活動に主体的に参加する学生」
地域と連携する大学教育研究会編『地域に学ぶ、学生が変わる―大学と市民でつくる持続可能な社会』,221-240,東京学芸大学出版会.