いま、教育には、社会とつながり、能動的・主体的学修を促し、自ら社会を創造するちからを育むことが求められています。

社会を創造するちからを育成するなかでは、学習者自らが、目指す社会のビジョンを検討していくことが重要ですが、その道標となる概念が「持続可能性」と「レジリエンス」です。

本サイトでは、持続可能でレジリエントな世界を他者とともに築くちからにつながる教育を実現するために、二ノ宮リムさちがさまざまな仲間と取り組む研究と実践を紹介、発信していきます。

持続可能性」は、1980年代から国際的に議論され、現代社会の目指すべき方向性を示す鍵として広く共有されてきた概念です。経済、環境、社会が調和し「だれ一人取り残さない」発展の実現へ向けた世界共通の目標を示す「持続可能な開発目標(SDGs)」が2016年より始動し、社会の軸としての「持続可能性」が改めて注目されています。


また「レジリエンス」は、頻発する自然災害や、急激に進む社会変化のなかで、社会が攪乱から回復し状況に適応しながら持続していくために必要な力として、近年注目を集める概念です。17もの多様な目標を含むSDGsが示すとおり、「持続可能性」を社会や経済の視点を含む包括的な概念ととらえる理解が広がりつつありますが、その発展過程の中では「環境収容力の限界を超えない・狭めない」という点が強調されてきました。「レジリエンス」概念は「システムの変化による不可逆的悪影響を防ぎつつ、柔軟に回復・発展する」という視点を提起することで「持続可能性」概念を補完し、社会的排除の問題をより意識的に視野に入れた検討の契機を与えるものです。

大学のグローカルESD

"Glocal" Higher Education for Sustainable Development

大学で、持続可能でレジリアントな社会づくりにつながる教育を実現するために、「現場体験型教育」の重要性に着目し、そのあり方について考えています。

 

ローカルな知に根ざしつつ、グローバルな視点から多様性を尊重し、他地域とつながり、地域・世界の社会―生態システムと個々人のレジリアンスを高める「グローカル」ESD(持続可能な開発のための教育)とはどのようなものか、実践を通じてかたちづくろうとしてきました過程を紹介します。

対話の力を育む

Education & Empowerment for Dialogues

本研究は、「『持続可能性』と『レジリアンス』の概念を軸にする『対話』を通じたアクティブ・ラーニングが、大学における『持続可能でレジリアントな社会を主体的に創造する市民』の育成につながる」という仮説を立て、実践を通じどのような可能性と課題が示されるかを問う試みです。

 

具体的には、こうした「市民」の育成を評価する枠組を構築し、教育の場に「持続可能性」と「レジリアンス」を軸とした「対話」を取り入れ、評価し、実践を修正しつつ、実践モデルを構築していきます。それにより、大学教育を通じた市民の育成を「持続可能でレジリアントな社会」という現代的課題を乗り越えるビジョンにつなげ、大学のアクティブ・ラーニングを「深い学習」として実現する具体的方策を示し、社会の創造に不可欠な「対話」の力とその教育における可能性と課題を明らかにすることを目指しています。

​研究と実践の記録

News & Reports

二ノ宮リムさちがさまざまな仲間と取り組む研究と実践を紹介、発信していきます。

本Webサイトは、「科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)若手研究(B)15K20981『現場型グローバル人材育成』による大学のESDモデル構築―レジリアンスに着目して」の助成を受け、その成果を発表するために構築されました。

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